「ジェムソン・ブラックバレル」は内側を2度炎で焦がした(チャーリングした)樽、通称「ブラック・バレル」を熟成に使ったジェムソン。
熟成に使用しているのはバーボン樽とシェリー樽の2種類だが。このうちバーボン樽が「ブラック・バレル」仕様。
以下、公式より
「ジェムソン ブラック・バレル」の特長は、3回蒸留によるなめらかさと、チャーリングを2度行った黒焦げの樽、“ブラック・バレル”による熟成で生まれる芳醇で複雑な味わいです。風味豊かなピュアポットスチルウイスキーと、年に一度しか蒸留されないスモールバッチ(少量生産)のグレーンウイスキーを使用し、バーボン樽とシェリー樽で熟成。バーボン樽には、マスタークーパー(樽職人)が熟練の技で、内面を炎で焦がすチャーリングを施し、2度のチャーリングにより黒焦げになった樽で熟成させることで、豊かなアロマやフレーバーが生み出されます。
さて、そのお味は
煮詰めたハチミツをかけた焼きリンゴ
若木の切り株に載せたナッツ&バニラ
古い木製家具とコーヒーキャンディ
86点(とくにバーボン好きにうけそう)
熟成にこんがりチャーリングされた樽が使われた、ということでバーボンを彷彿とさせる製法だが、確かにジェムソンにほんのりバーボン風味が混ざった一品、と言ってもいいかもしれない。
バーボン風のウッディさやバニラ香をまといつつ
青リンゴは焼きリンゴへ、
ホイップクリームがけ洋菓子のような甘味はコーヒーキャンディのようなコクのある甘味へ
というように通常のジェムソンにあった香味も変容を遂げている。
ジェムソン好きな人でも好みはわかれるかもしれないが、バーボン好きにはこちらの方がいいという人も多いかも
蘭子