![アラン10年のテイスティング・アイランズモルトの代表格へと躍り出た、新鋭アラン蒸溜所の革新的傑作](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/DSC_5352-scaled.jpg)
キンタイア半島(スプリングバンクやキルケラン などで有名なキャンベルタウンがある)の右手、クライド湾内に浮かぶ「アラン島」(多くの島が存在するがその中でアランは1番面積の大きい島)
は、スコットランドでももっとも美しい島と言われており、王室の避暑地ともされているそうだ。
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/isle-of-arran-map-1.jpg)
https://www.ageconcerncolchester.org.uk/2019/07/06/meet-owen-gosling-and-support-fundraising-challenge-for-age-concern-colchester-and-ne-essex/isle-of-arran-map-1/より
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/448E551D-CF95-43D1-B359-7103AE62A8F4_4_5005_c.jpeg)
https://www.express.co.uk/travel/articles/384681/Taking-a-walk-on-Arran-s-wild-side より
このアラン島に1993年に新設されたのが「アラン蒸溜所」である。
創業者はシーバスリーガルのシーバスブラザーズ社で社長を務めたハロルド・カリー氏。アラン島は全盛期には50以上の蒸溜所が操業し、「アランウォーター」と称される最良のウィスキーが作られた土地だった。
しかし1837年、最後の蒸溜所が閉鎖されて以来、一切作られておらず、それを160年ぶりに復活させたのである。
今回ご紹介する「アラン10年」は、アランモルトのレギュラーボトル的一本で、10年熟成の原酒をヴァッティングし、ボトリングしたもの。ロッホ・ナ・ダビー湖を源泉とする花崗岩とピート層を抜けてくるまろやかな仕込み水に、ノンピートの麦芽(オプティックという品種のものを使用。こちらは2000年頃から使われている比較的新しい品種で、アルコール収率が良く、ウイスキーに関わらず様々な酒類の製造において効率的な麦芽らしい)を使用。
さらにこのボトル、2019年、シングルモルト「アラン・モルト」のブランドロゴとパッケージデザインを一新して、商品名を「アラン・シングル・モルト」に改めたばかりの、「新作」としての「アラン10年」である。
↓旧版のアラン10年(飲み比べも今度したい)(新版の方が断然オシャレ)
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/arran01.jpg)
さて、そのお味はいかがなものか・・・
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2020/05/4ABA8678-C741-4220-BD04-0EAFDED63117.jpeg)