グレンアラヒー12年のテイスティング・2017年に眠りから目覚めたシングルモルト界のニューウェーブ!まるで上品な洋菓子のような傑作!

グレンアラヒー(ゲール語で「岩の谷」を意味する)蒸溜所は、スコットランドでももっとも多くの蒸留所が密集するスコッチウィスキー最大メッカとして知られるスペイ川流域のエリア、通称スペイサイド(全長172キロの川の流域に、なんと50以上の蒸留所がある)の北部にある蒸留所。

山に囲まれ、豊富な緑や花々と良い水に恵まれたスペイサイドのウィスキーに共通する特徴は、比較的飲みやすい華やかな甘さであると言われている(もちろん例外もたくさん)。

↓スペイ川とスペイサイドにある蒸留所


https://www.thewhiskyexchange.com/c/314/speyside-single-malt-scotch-whisky より


Glenallachie Distillery


https://www.whisky.com/whisky-database/distilleries/details/glenallachie.htmlより

グレンアラヒー蒸溜所はアベラワの町の郊外に1967 年設立された。しかし、これまではブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインに行っており、シングルモルトはインディペンデントボトラーからわずかにリリースされるのみの極めて希少な銘柄であったらしい。

しかし、シングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカー(元ベンリアックディスティラリーカンパニー。グレンドロナックやグレングラッサ蒸溜所にも関わってきた)がシングルモルトとしての「グレンアラヒー」の可能性を見出し、2017年に大手メーカー傘下から所有権を取得。

グレンアラヒー蒸溜所は独立を果たし、ブレンド用の原酒に使われ日の目を見ることがなかった数万丁の樽はビリーの手により静かにその輝きを取り戻し始めた。

(https://whisk-e.co.jp/products/glenallachie12yo/より)

今回ご紹介するのは、そのグレンアラヒーのエントリーモデルである12年もの(バーボン樽、オーク新樽、ペドロヒメネスとオロロソのシェリー樽などで熟成された原種がブレンドされている)

さて、そのお味は・・・

ラムレーズンとバニラアイス
ヌガーとバタースコッチ
カカオパウダーをふりかけたバナナと
アンティーク家具の上のハチミツリンゴ
88点
アンティーク家具の香り漂う洋館にて、濃厚かつ上品な菓子を食べているような
そんな複雑で深みのある、ビターアンドスウィートな傑作である。
チョコレートと共にどうぞ。
蘭子
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