ベンリアック ソーテルヌカスクフィニッシュ16年のテイスティング&レヴュー・濃厚メープルな甘い甘〜いベンリアック!

前回ベンリアックダークラムカスクを飲んだので

今回は同じウッドフィニッシュシリーズ(バーボンバレルで熟成した後に各々の樽に移し替えて、2段熟成を行い、香りと味に奥行きと複雑さをプラスしたシリーズ)から

ベンリアック16年 ソーテルヌカスク』をいただきます

バーボン樽熟成の後、フランスの貴腐ワイン『シャトー・ディケム』の樽で熟成されたという一品

さて、どんなもんでしょうか・・・

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濃厚なメープルシロップをかけたリンゴ
焼きプリンのカラメル
煮詰めたダージリンティーに桃とメロン
何度も塗り重ねられた油絵が飾られたティーサロン

90・5点

極甘口の貴腐ワインならではの濃厚で上品な甘〜い香味がたまらない。

第一印象はまるでメープルシロップである。そして完熟の桃やメロンのフルーツ盛り。ダージリンティーのような風味が複雑に絡む(ダークラムカスクではウーロン茶っぽかった。ベンリアックのカスクフィニッシュに感じるこのお茶っぽい不思議な香味はなんだろう)

16年(他のカスクフィニッシュは15年だが、ソーテルヌだけ当初は16年熟成。しかしのちに15年に差し替えられたよう)の充分な熟成感・濃縮感も相まって、まるで塗り重ねられた油絵のように濃厚・濃密な甘さを堪能できる一本

とにかく甘口なウィスキーをお探しなら、かなりのオススメ

しかし、ベンリアックのカスクフィニッシュシリーズは今やレアものなので(再発希望)・・・どこかバーなどで見つけられた時はどうぞ、という感じです

蘭子

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