カードゥ(カーデュ)18年のテイスティング&レヴュー・スペイサイドの筆頭佳酒にあげたい、軽やかさと華やかさと深みを兼ね備えた、コスパ最高18年モノ!

 

今回は、以前レビューしたカーデュ12年の長熟バージョンであるカーデュ18年

 

 

 

 

さて、その香りとお味は・・・

 

 

ラベンダーのハチミツ入りアールグレイティー
濃厚ラムレーズンケーキとバニラアイス
皮付き葡萄を添えたバタースコッチ
桃とリンゴとプラムのメープルシロップ煮こみ

 

91点

 

ラベンダーを彷彿とさせる花の香りやアールグレイティーのような香りをふわっと漂わせながら、ハチミツやメープルシロップのような豊かな甘味がじんわり。
ラムレーズンケーキに葡萄、桃、リンゴのシロップ漬け、とデザートてんこ盛り。奥行きは深いが、ベルベットのように軽やかで滑らか。

カーデュ12年の正統深化版という感じ。
度数は低めで酒質も軽やかなのは変わらないが、コンテンツははるかに豊かで濃厚で余韻も深い。
12年がランチデートに出かける時のおしゃれなワンピースだとしたら、18年はちょっと高級なディナーショーに出かける時のドレス、という感じ。生地は高級ベルベット、アクセサリーはカラフルできらびやかだが、あくまでさりげなく、ゴテゴテしていない。

長熟ウイスキーの入り口としての18年モノとして申し分ない素晴らしい出来。さらに親しみ易い甘味と軽やかさ、飲みやすさも兼ね備えている。その点でアラン18年グレンモーレンジィ18年と並んでプッシュしたい、万人ウケしそうな良い酒である。しかもしかも7000円台で買えてしまう、という18年モノとしては超リーズナブルなお値段も素晴らしい。
同じく18年モノシングルモルト で6000円〜7000円あたりで買えてしまうものとしてはグレンリベットやグレンフィデックがあるが、現行のグレンフィデック18年ははっきり言って18年ものとしての存在意義すら問われるほど薄くて凡庸(美味しいは美味しいけど5000円以上出すような個性や深みはない)だし、グレンリベット18は、やはり今の瓶デザインに変更されてからやはりちょっとクォリティは下がってしまった気がする(レビューした一個前のバージョンはちゃんと美味しいです)
なので、18年モノスコッチ入門、としても今のフィデックやリベットより断然、このカーデュ18年がオススメ!

 

蘭子

 

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