シーバスリーガル18年は、言わずと知れた定番ブレンデッドスコッチ
などの姉妹品。18年の長熟モノである。
キーモルトであるストラスアイラをはじめ、
グレンリベット
ロングモーン
ベンリアック
などスペイサイドを代表するフルーティな美酒の数々がブレンドされているシーバスリーガルだが、
今回はその高級路線への橋渡し的存在の18年をテイスティングレヴューしてみたい。
この18年モノ、すごいのは熟成期間だけではない
世界最高峰のブレンダーと言われているコリン・スコット氏によって
なんと85種類もの原酒が使用されている
という実にスペシャルなモノなのである。
ちなみに、受賞歴も華々しい
2014年にインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションにて、トロフィー(ブレンデッドスコッチ部門最高賞)を獲得
2015年にはインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションにて最優秀金賞を受賞
とのことだ
ウンチクはこのくらいにして
実際に味わてみようではないか・・・
シュガーバターサンドに挟んだレーズンと桃
カラメルで煮込んだ洋梨と青リンゴ
ブドウとサクランボとプリン
プリンアラモード
88・5点
12年ものよりも明らかに甘味の濃厚さが増しており、贅沢感がアップしている
スペイサイド系ウィスキーの華やかな部分のいいとこ取りのような素敵なバランスの良さは顕在。
フルーツケーキ、またはプリンアラモードを彷彿とさせる、華やかさと親しみやすさを兼ね備えた万人ウケのデザートウィスキーだ。
フルーティでスイートな贅沢さを味わいたいならば、この定番はおさえておくべきだろう。
蘭子