シーバスリーガル12年・ミズナラエディションのテイスティング、傑作定番スコッチ✖ジャパニーズミズナラ樽

すでにご紹介済みのシーバスリーガル12年 

の姉妹品である。

シーバスリーガルのマスターブレンダーであるコリン・スコット氏が、日本のウイスキー作りの技術に感銘を受けたことがきっかけとなって作られた日本限定のウィスキーである。

日本人の味覚に合わせて原酒がブレンドされており、さらには熟成の工程で日本原産のミズナラの樽が使われてもいる。

ミズナラは主に北海道や東北などの寒冷な地域に生息している日本固有の樹木(一言でいってしまえばドングリの木である)

ミズナラの樹木の中でウイスキーの樽として加工されるのは樹齢200年以上のもの。

希少な上に加工も難しい素材で、作られた樽はホワイトオークなどの樽と比べて高価であるらしい

ミズナラ樽で熟成されたウイスキーはビャクダンのような神秘的かつ厳かな香りがすると言われている

そのどこかオリエンタルな香りは、日本独自の味わいの特徴となり、海外のウイスキーファンを魅了している

さて、シーバスリーガル12年・ミズナラエディション、そのお味はいかなるものだろう・・・

キャラメルソースをかけた青リンゴ

オレンジ風味の砂糖菓子

ハチミツ漬け生姜とかすかなメンソール

お香で燻された若木の、淡いビター

87・5点

ミズナラ、と銘打ってはいるが

正直、普通の12年とそこまで明確な違いは感じられなかった。

ストレートだと、微かに感じられる樽の木香に、微かにメンソール的な清涼感があるような、ないような・・

しかし、ハイボールにしてみたら差が開いた

通常12年のまったりスイーツ感に比べ、ミズナラ12年のほうが、樽由来の馥郁たる若木の木香のようなものが豊かな気がした。

こちらのほうがなんか清涼感がある。

まあ、好みの問題で、シーバスの通常12年もミズナラ12年も、ハイボールにしてどちらもすごくおいしいウィスキーではある。

特にミズナラのハイボールは、涼みたいときには持ってこいだ。

蘭子

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