アードベッグ・ウーガダールは
既にご紹介済みの
の姉妹品である
通常のバーボン樽熟成のものの他に、シェリー樽熟成の原酒をブレンドしたもので、アルコール度数も54度と非常に高い。ほぼカスクストレングスものである(※)
ウーガダールとは、ピートがふんだんに混ざった仕込み水の湖の名前(ウーガダールとは、ゲール語で「暗くて神秘的な場所」の意味)
2009年ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーも受賞している。
※1カスクストレングス、とは「樽のままの強さ」「樽出しの強度」、つまり加水していない純度の高いもの。必然的にアルコール度数も希少性も高いものになる。
さて、そのあじわいはいかなるものだろう・・・
大工が木工に使うセメダインと
大魚と戦う漁師の汗に煮込まれた
酸っぱいアプリコット
古い木材置き場に滞留する煙草の煙
踏みしだかれた吸い殻と古釘
ディーゼルオイル
干し藁の中で熟成されたヨーグルト
古黴に煮込まれた鰹節
89点
コリーヴレッカン以上におおっ・・となってしまった
10年ものとの違いが際立っていたからだ。
このビビッとくるセメダイン臭と酸味、なかなか好みが分かれるかもしれない。
7000円台
まず試飲をおすすめする。はまる人はとことんはまるし、これでも高いとは感じないかもしれない。
まさに最たるくせ者酒として君臨し続けるアードベッグシリーズ、ある意味ウィスキーの真髄がここにあるのかもしれない、なんて思ってしまったりも
蘭子