カリラ18年のテイスティング&レヴュー・アイラ的カリラ的ヨード香満載&フルーツの海。このやみつきになるパラドックスを味わうべし!

カリラ12年

カリラモッホ

と紹介してきたアイラモルトのカリラだが、今回はオフィシャルでも高級路線の18年ものを行ってみたい

この18年、以前は正規ラインナップとして販売されていたもの。現在は年に1度数量限定リリースの希少性の高いものとなっている。

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さてさて、その香味は・・・

クレゾールをふりまいたハチミツレモン
焦げた魚介類にマンダリンオレンジ
正露丸とあんかけスモークサーモン

91・5点

アイラ島の海藻や魚介の混ざったピートが放つ独特のヨード香(まさにヨードチンキのような)たっぷり

または正露丸やクレゾール のようなある種の薬品臭ともいうべき、まさにアイラなクセの強いフレーバーは満載。しかもカリラには不思議な焼きサーモン的な風味を感じて、そこが個人的にはかなり好きなのだが

この18年、特筆すべきはその豊かな果実感。奥からジュワッと湧き出してくるエレガントでややオイリーな甘味と酸味の充実感。クセはあるものの比較的サラッとしたライトさもある12年やモッホなどと比較して明らかな差を感じたのはそこである。

焦げた魚介とクレゾール の煙る中、トロピカルでシトラスな果実盛りにハチミツをかけて味わうような、そんな、言葉にするとシュールな風景。でもこれがやみつきになってしまうのだ。

ヨード感に好みは分かれるかもしれないか、アイラ好き、カリラ好きはぜひ試してみるべきだろう

蘭子

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