さて今回は、既にご紹介済みの
アラン10年
の18年モノをいただいてみる。
https://whisk-e.co.jp/products/arran18yo/より↓
シェリーホグスヘッドで熟成させた原酒とファーストフィルのバーボンバレルで熟成させた原酒をヴァッティングした18年熟成でアランモルトのプレミアムレンジ。 18年の歳月によって、アランモルトの旨みがぎゅっと濃縮された、その奥行ある味わいです。
とのこと
さて、その味わいはいかがなものでしょうか・・・・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
煮詰めたマンゴーとプラムのジャム
ハチミツ入りのエスプレッソ
アンティークの樫材家具の上のプルーンとアプリコット
91点
アプリコットやプラムやマンゴーなどの甘みと酸味をハチミツで煮詰めて濃縮ジャムにしたようなえも言われぬフルーティさを、エスプレッソや年季の入った樫材のようなビターなコクが締める
緑の野菜やフルーツを思わせる爽やかなビターさのあった10年ものとは路線がまた異なる。シェリー樽熟成原酒の効いた、赤やオレンジの甘いフルーツ盛りとビターな樽の旨みがギュッと濃縮された一本
大抵は1万円前後してしまう「18年モノ」の高級シングルモルト。最初は高いなあ、と思ってなかなか手を出しがたいだろう。私もそうだった
が、しかし、こういう傑作に出会ってしまうと、むしろ安いくらいなのでは?と思ってしまう。ほんのちょっとなめただけでも天国に行けてしまうほどのクォリティなのだから。
ウィスキーは好きなのだが、高級路線にはなかなか手を出し難い、という方は、思い切ってまずはこのアラン18年を試してみることをオススメしたい。
1万円以下で手に入るオフィシャルスタンダード系、というところでいくと、まず真っ先にこれをあげておけば間違いないんじゃないか、という気がしてくる素晴らしい傑作。10年も傑作だったが、18年は趣向を変えつつも、期待以上のレベルアップを見せてくれた。新生アラン、良いですねえ!
蘭子