今回ご紹介するのは
オールドグランダッド114というバーボンウィスキー
ひいおじいさんの意味を持つ名称だが、
1882年(蒸留所自体は1796年あたりから稼働していた)、蒸溜所の三代目であるレイモンド・B・ヘイデンが、祖父であり創業者でもあるベイジル・ヘイデンを讃えるウイスキーとして、祖父の胸像をラベルに入れ、1882年に発売したのが始まりである。
ヘイデンの蒸留所は1987年にビーム一族に売却され、現在この銘柄はケンタッキー州クレモントのジム・ビーム蒸留所(※2)で作られている。
マッシュビル(レシピ)はコーン63%、ライ麦27%、大麦10%と、比較的ライ麦の比率が高め。
※1 114とは114プルーフつまりアルコール度数57度と同義
※2 バーボンの売上世界一を誇る蒸溜所。1795年に設立され、7世代に渡ってビーム一族によって運営されている。2014年にビーム社がサントリーにで買収され、ビームサントリー社に名前を変更。主要銘柄は・ ジムビーム ・ オールド・グランドダッド ・ オールドクロウ ・ ブッカーズ ・ ベイカーズ ・ ノブクリーク ・ ベイゼル ヘイデン など
さて、その味わいはいかに・・・
古い樫の木の家具
焦げたブラウンシュガーをまぶした
ガソリンで煮詰めたパイナップル
89点
度数の高さとライ麦からくるツンとくる刺激的なスパイシーさ
そしてフルーティでフレッシュな芳醇さと木樽の香り
これが2500円で買えるとは思えないほど、パリッとジュワッとした豊かで素敵な酒だ
終売との噂だが、まだ今の時点では普通に買えるんで、バーボンの入門としてぜひとも
蘭子