スプリングバンク15年のテイスティング・さらなる熟成を経た「モルトの香水」。相反する香味が重層的に絡み合う大傑作

今回ご紹介するのは、以前10年モノをご紹介したキャンベルタウンの名門スプリングバンク

の15年モノだ。

さあ、さらなる熟成を経た「モルトの香水」の味わいはいかに・・・

スプリングバンクフロアモルティングの様子

http://springbank.scot/ より

ブラウンシュガーを塗り込まれた古いなめし革
蜂蜜で煮込まれた梨とマンゴー
ゆっくり燻された麦に
絡みつく、潮水にあらわれたゴム
92点
10年と比べると潮辛さが増しており、良い意味で独特のクセの強さがある。
何かこう、なめし皮のような、お漬物のような風味も加わっている
しかし、そこはスプリングバンク、奥に隠された熟成果実感がまた素晴らしい
ウィスキーを飲んでいて、これまででもっともその奥深さに複雑な感動を覚えてしまったもののひとつが
このスプリングバンク15年かもしれない。
プレミア価格がつき1万3000~15000円ほどしてしまうこともざらだが
本来は9000円~1万円のものである。
ちょっと無理してでも買って味わっていただきたいすごいウィスキーの一つである
蘭子
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