カードゥ(カーデュ)12年のテイスティング&レヴュー・ジョニーウォーカーの中核を担うスペイサイドの果実

グレンリベットと同じ1824年に政府公認蒸溜所となった(それ以前ももちろん密造していた)のがカードゥ蒸溜所である。
創業者の農夫であるジョン・カミングの死後、経営を任された妻ヘレン(密造酒仲間からは肝っ玉かあさんと呼ばれていたらしい)、その息子ルイスとその妻エリザベスは優れた経営手腕を発揮し、蒸溜所は発展。特に経営の実権を握ったエリザベスは「ウイスキー業界の女帝」と呼ばれていたそうな(ちなみにラベルに書かれている旗を掲げる女性はそのエリザベスらしい)

 

1883年、ブレンデッドウイスキーを世に知らしめた「ジョニーウォーカー社」に買収され、それ以来、「ジョニーウォーカーのキーモルト」としての地位を確立。さらにはエリザベスがカミング家が代々同社の取締役につくことを約束させ、以後80年近く、その契約は守られたという。

 

ほぼ9割がジョニーウォーカー 原酒だが、シングルモルトとしての人気も高い。

さて、その味わいは・・・

 

 

 

 

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花のお香で燻したラムレーズンケーキ
葡萄ジュースにバニラアイス
桃とリンゴのシロップ煮

 

 

89.5点

格安ブレンデッドスコッチでは、ジョニ赤やジョニ黒よりバランタイン派(ジョニーも緑になってくると大好物なのですが)なので、そのジョニーウォーカーのハートを担うこの銘柄にはあまり食指が伸びなかったのだけど、単体として飲んでみるとそのうまさとコスパに結構感動してしまった。
フルーティで華やかな甘味、と典型的なスペイサイド系の味わいとも言えて、突出した特徴は見出しにくいが、素直に美味しくて味わい深くて満足感がある。一言で言うならフルーツ盛りのケーキ
前回のオルトモア でも書いたけど、シングルモルト入門としても、個性的なものに飲み疲れた人の精神安定剤としても良いと思う。派手な美女じゃないが、育ちが良く安心感のあるいつもいて欲しい素敵な人
なんかちょっと質が落ちてしまった感のある最近のグレンリベット12年とかよりも、断然こちらを押したい

蘭子

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