![タリスカーストームのテイスティング・まさにラギッド!タリスカー強烈版](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/2b1c10a6d537f77a57d9da062a12a15a-e1541391616501.jpg)
既に紹介済みの「タリスカー10年」の姉妹品である
このタリスカーストームは、その名にふさわしく、まさにタリスカーの荒々しい個性の強化濃縮版といえる
マスターブレンダー(※1)がタリスカーの貯蔵庫から、スカイ島の嵐を体現している樽を選び抜き、ヴァッティング(ブレンディング)したもの。
10年ものとは違って、熟成年数のこだわりはない。それよりも「ストーム」の名にふさわしい「ラギッド」な味わいを、というところがこのバージョンの特徴である。
※1微妙に個性が違うたくさんの樽の中の原酒を混ぜ合わせて、ひとつの製品の味としてまとめあげる仕事をする人。
さてさて、その味わいは・・・
インクの塗りたくられた岩
コショウまみれの潮しぶき
曇り空の下の炭火焼きコーヒー豆
微糖コーヒーの雨と泥の水溜り
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/The-old-Man-of-Storr-1-1024x680-300x199.jpg)
![](https://spirits.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/62d33629c399786478c504c8ad26cf19-300x217.jpg)
88点
これは強烈である
最初はインクか?とか思ってしまった程笑
などにも匹敵するほどの癖の強い濃厚さで、最初は面食らうかもしれない
しかしコーヒーのような苦うまさや、これぞタリスカー、というスパイシーさが効いてきて
癖になる人も多いだろう
筆者は試してはいないが、10年ものと同じく、ハイボールにしてもかなり素晴らしいと思う
こういう、媚びない強烈なやつが出てくるところ、それがスコッチの懐の深さであり、おもしろいところでもある
5,000円前後、とちょっとお高めだが、タリスカー10年にやられて、もっと!という人はどうぞ
蘭子