ハイランドパーク18年のテイスティング&レヴュー・スコッチ最北端!オークニー諸島のシングルモルトの18年もの!・・・あれ?なんかおかしくないか・・・?の巻

 

スコットランドのスキャパ湾に浮かぶ大小70もの島々からなるオークニー諸島には、バイキングの遺跡など豊かな民族風習が残る
その中心メインランドのカークウォールに1798年に建てられたハイランドパーク 蒸溜所のシングルモルト はこれまでに2本レヴュー済み

 

ハイランドパーク 12年

ハイランドパーク ヴァルクヌート

 

さて、今回はその18年もの

 

 

さてそのお味は・・・

 

 

 

 

 

 

スモークハムとハチミツ
焼き昆布とワカメ

 

採点不能

最初自分の舌の調子が悪いのかと思った
どうにも味が薄すぎるのだ。
時を改めてみて、また何度も味わってみたが、一向に調子が戻らない
おかしい、おかしい、1万円はする18年ものだぞ、こんなはずはない
なんでわからないんだ俺のバカ舌。
とやっているうちに、これは別に自分の舌のせいではないんだ、と確信した。
このボトルに入ったウイスキー自体が、18年もののシングルモルトとは到底思えない程に薄すぎるのだ。
認めたくなかった。だが流石にここまで何度も口にした上では認めざるを得なかった。
それなりに大きかった期待が完全に裏切られたのはもちろん、これまでに築いてきたウイスキーの常識が崩壊してしまう程に愕然とした。

もう一度言うが、1万円はする18年ものだぞ、結構な高級品のはずだぞ
なのになんだこれは、下手したら12年もの以下の味だ、いや味気なさだ
どうしたと言うのか、このロットだけ中身入れ間違ったのか、間違って熟成の効果が出てない出来の悪い原酒を入れちゃったのか、はたまた水で薄めすぎたか
泣けてくる、金返せ、詐欺だろ、そう言いたくなる程にレベルが低い
まあ、ハイランドパーク だね、ということだけは何となくわかる
あとはひたすら薄い、薄い、という感想以外出てこない・・・
まあ、不味くはない。それなりに旨味はある。でも別にこれを飲もう、と言う理由にはならないほどにまあまあのものだ。それよりもがっかり感の方が勝る

ある意味これまでに飲んだウイスキーの中でも、最も落胆した、と同時に不可解さを抱かせたやつの一つである。

ラベルを確認してみると、「September 2017 Batch」とある。
もしかしたらこの2017年9月に瓶詰めされたものだけ、何かがトチ狂っているのかもしれない。
他の年のハイランドパーク 18年と飲み比べしてみないことには、この謎は解けないが
とにかく、「September 2017 Batch」のハイランドパーク 18年には御用心

蘭子

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